脱 乾燥!! 快適な冬を迎えるために - 実践編 -

乾燥に負けないためには、体を内側から潤すべし―。侯殿昌先生に教えてもらった漢方の考えに基づくおかゆとホット果汁を作り、編集部メンバーを巻き込んで試食してみた。さて、反応やいかに・・・?

脱 乾燥!! 快適な冬を迎えるために - 実践編 -

自然で優しい甘み “白と赤”のおかゆ

まず、侯先生が毎日食べているという、おかゆ。「白い食材」の白キクラゲと大根、「赤い食材」のナツメとクコの実、雑穀を加えた。
「普段は調味料なし、たまに黒砂糖」という侯先生に倣い、そのまま試食。「ほんのり甘くておいしい」と編集部N嬢。ストレスと疲労がたまっている(と思われる)Yデスクは「優しくてほろりとする味」。
味付けに黒砂糖、塩、味噌を用意したころ、他の編集部員も寄ってきた。「滋味豊か、ってこういう味のことだね」「塩分が欲しい」「味噌が合う」など、にぎやかに感想を語り合う。
恐る恐る振り掛けた黒砂糖は「和スイーツみたい!」と、意外にも(?)悪くない反応。おおむね好評だったが、20代男性部員だけは、胃の動きが良くなったのか、「かえって腹が減ったっす」と早々に退散・・・。

ホット果汁なら手搾りミカン!?

次に、「体内に水分を保つのに効果的」という「温めた果汁」。瓶入りストレート果汁のリンゴとミカン、濃縮還元100%ジュースのザクロと洋ナシ、手で搾ったミカン果汁を、それぞれ鍋で温めた。
職場体験で訪れていた八乙女中2年の3人も飛び入り参加。飲み慣れない「温かい洋ナシジュース」に戸惑いつつ、「甘酒みたい」「香りが強くなって味も濃い感じがする」と、頑張って答えてくれた。
通りがかりの社員からは、「おいしい!」「少量で満足感がある」「酸味が強まる」「冷たい方が好き」と、さまざまな感想。
全種類を飲んだ3人は、「手で搾ったフレッシュなミカンが断トツでおいしい」と一致。郷愁を誘うような、心も体も芯から温まる味わい。寝る前に飲むといい夢が見られそう。この冬、「ホット果汁」をはやらせたいな。

「河北ウィークリーせんだい 2015.11.05」掲載