今日は間質性膀胱炎の痛みが改善された方をご紹介します。現在60代の女性は40代から頻尿があり、2年前ぐらいから痛みも伴い間質性膀胱炎の疑いで泌尿器科へ通院。病院の薬を服用すると痛みは止まりますが、またしばらくすると痛みが出るのを繰り返し、この間に数ヵ所の医療機関をまわったそうです。
間質性膀胱炎は尿が膀胱の間質(上皮と筋肉の間)にしみ込んで慢性的に炎症を起こし進行すると膀胱が委縮してしまう病気です。主な症状は「頻尿」「残尿」「膀胱痛」「排尿痛」で特に中高年女性に多く発症が見られます。細菌感染で起こる急性膀胱炎とは異なり多くの場合尿には異常がありません。そのため医療機関を受診すると抗生剤を処方されることも少なくありません。間質性膀胱炎には抗菌薬は効果がないのでこの方のように一時的に症状が治まってもしばらくするとまた同様の症状がでます。
なかなか専門医がいなく西洋医学では難しいと話を受け、以前より当店の漢方を服用していましたが、半年ほど定期的に間質性膀胱炎に対応した漢方を服用したところ現在は「下腹部の違和感や頻尿はあるが痛みがなくなり生活の質(QOL)も向上した」とのお話でした。漢方によって症状が改善した患者さんに触れるといくらかでもお役に立ててよかったと思うところです。