2か月間の漢方薬で肝機能が改善

 今日は、肝機能が改善された70代の女性についてご紹介します。この女性は、以前から不眠や冷えなどで漢方薬を服用されていますが、今年7月の健診で肝機能のγGTPの値が84と高く、その時から血の巡りを良くして肝と腎を強める漢方薬に内容を変更しました。その後2ヶ月ほど服用を続けると2か月後の9月の検査でγGTPの値は40まで改善されました。

 

 漢方では「肝」は、全身に「気」を巡らせ、「血」を貯蔵する役割を担っていると考えます。「肝」が弱ると、目の疲れやドライアイ、爪が割れやすくなるなど、目と爪にサインが現れます。目の使い過ぎ(パソコンやスマートフォン)は肝を弱める原因となります。また、寝ている間に血が「肝」に戻り血液のろ過・浄化をすると考えられていますので、夜は早く寝ることが大切です。