子宮筋腫が消失!?

 夏本番を迎えております。水分補給が大切なこの季節、同時に浮腫みに悩む人も増えてきます。そんな時は、足の指と指の間の根本各所をグリグリ5回ほどずつ押して刺激を与えて下さい。浮腫みだけではなく、足の血流も改善され冷えにも効果的なツボとなっております。

 さて、今回は今月の検査で「子宮筋腫が消えた」と主治医から言われた女性についてご紹介します!

 この方は令和2年3月から自律神経失調症にて漢方薬の服用を開始しました。その後は体調も整い、仕事でのストレス対策や第二子が欲しい等の主訴に対して丁寧に対応していきました。

その年の11月に「第二子が欲しい」を主にし、同時に生理前のPMSも考慮した漢方薬に切り替えると、翌年2月には妊娠成功し秋に無事な出産を迎えました。

今年に入って生理再開時には以前からの子宮筋腫により出血量が多かった為、そちらを主にした漢方薬に切り替えると、今月の検査では主治医から「子宮筋腫が消えています」と言われたそうです。今後の経過をみますが、筋腫が小さくなったことには間違いないと思えるこの結果に喜びを感じました。

夏の養生

 このところ、梅雨に戻ったような天気が続いていますが、中国では7月16日から8月24日の期間を「三伏天」といい、今日から夏が始まると言われています。

 暑い夏には暑さを避けて静かに穏やかに過ごすことが大切とされています。また、暑いからといって体の中も外も冷やし過ぎないようにすること、湿気が体に溜まらないようにすることも大切です。漢方では「冬病夏治」という言葉があり、冬の冷えなどの病気は夏の過ごし方で好転するという考え方があります。反対に言えば、夏に体を冷やし過ぎると様々な不調(特に女性は生理不順や妊娠しにくいなど)を招ねくことになりかねません。

 そこで、今日は夏の過ごし方やおススメ食材などをご紹介したいと思います。

●気を付ける事

朝食をきちんと食べる事(おかゆなどがおススメです)

汗をかいてすぐに冷たいシャワーなどを浴びないようにする

冷たい飲み物・食べ物の飲みすぎに注意する

喉が渇いても冷たい水を急に飲まないようにする

水分はこまめに少しずつ摂る

エアコンの冷風に直接当たらないようにする

目から入ってくる紫外線に気を付ける(サングラスなどで対策)

シャワーで済ませずなるべく湯船につかる

髪を洗ったらすぐに乾かすこと(頭に湿気が溜まると頭痛や頭重になりやすいため)

夜寝る時はお腹を冷やさないように毛布などをかける

●おススメ食材

レンコン(血の熱を冷ます)

豆苗、ゴーヤ(体の熱を冷ます)

緑豆(食中毒予防、熱中症予防)

●食べ過ぎに注意するもの

スイカ、ライチ、マンゴー(いずれもたくさん食べると体を冷やします)

 冷たい物を食べる時は一緒に温かいお茶などを飲んで中和するのも良いかもしれませんね。夏の過ごし方に気をつけて、まだまだ早いですが冬に備えましょう!

漢方煎じ薬で検査結果と耳鳴りが改善しました

 まだ7月になったばかりですが毎日暑い日が続いておりますね。

 今日は血糖値やヘモグロビンA1c、さらに耳鳴りも改善された60代の男性についてご紹介します!

 この方は血糖値や血圧が高く、耳鳴りなどもあり1年半ほど前から顆粒の漢方薬をお飲みになっていました。今年の3月からは夜の頻尿も気になるということで、顆粒の漢方薬から煎じ薬に変えました。先週ご相談にいらっしゃってお話を伺うと、煎じ薬にしてから体調も良く、耳鳴りが軽くなった他、健康診断で血糖値やヘモグロビンA1cなどの項目が正常値になったとご報告をいただき、「煎じ薬はスゴイですね!」と言われました。

 煎じる手間はかかりますが、お一人お一人の体質や症状を伺って調合できるのが煎じ薬の良いところです。また、煎じる際の匂いにも効果があると言われています。